管理栄養士 細井佳代子の栄養相談室 「アクティブ life」
(公益社団法人 日本栄養士会 認定栄養ケア・ステーションモデル事業)

「Let's Kid's cooking~夏休みのランチメニュー」2014年7月12日



小学5年生対象(7月12日) 夏休みに自分でカレーを作ってみよう

<献立>夏のキーマカレー マセドアンサラダ 白玉ポンチ

<内容>①夏休みに自分でカレーをつくってみよう ②卵の調理(卵のゆで時間)を学ぼう ③豆腐白玉に挑戦! ④ 野菜の切りかたを覚えよう
◇「夏のキーマカレー」:子供だけで簡単に作れる失敗のないカレーです。夏なので肉の扱いには注意が必要となります。食中毒も考慮し、今回は挽肉を使ったキーマカレーにしました。加熱時間も少なくてすむので調理台に立つ時間も少なく、夏にはピッタリです!! 栄養面でも夏野菜をたっぷり使いますので、夏に不足するビタミン類がしっかり摂れます~オススメのカレーです。
◇「マセドアンサラダ」:簡単に作れそうな「ゆで卵」。実は、とっても難しい~卵の凝固温度を学ぶことから始まります。白身と黄身の固まる温度が違うことを知っておくことも卵の調理には大切なことです。今回は「固ゆで・七分茹で・半熟」の茹で時間について説明しました。材料は全て”さいの目切り”~同じ形に切るのですが、食材に合わせて切り方が異なることを知るのもよい経験です。
◇「白玉ポンチ」:今回の白玉は”豆腐を用いた”失敗の少ない方法で作ります。経験上~子供達の場合、水加減の調整が難しいようで、少しずつ水を加える...という工程が上手くいかずに”ベチョベチョ”にしてしまうことが多いのです。お豆腐を用いることによって(=お豆腐の水分が適度なので)殆ど失敗なく作れます。※ただし、使用するお豆腐によって、白玉の出来上がりが黄色くなることがありますので、真っ白な白玉にする場合は”水の使用”をオススメします 。
丸めて真ん中をくぼませ(=火の通りをよくする)熱湯で茹でる工程も大切。しっかりと火の通り(=浮いてくるタイミング)を観察することを学びます。
好みのフルーツと合わせポンチにします~今回はサイダーを用いました。

<みんなの感想>
・白玉粉は苺大福の時と一緒だね!!
(ちゃんと覚えていたね♪ 今日は使い方がちうよ!! )
・初めパサパサだったのにこんなになった!
(耳たぶくらいの柔らかさだよ♪)
・小麦粉粘土みたいや~(そうだね♪)
・耳たぶくらいのかたさ~気持ちいいわ~(パン生地もこんな感じだよ♪)
・真ん中をつぶすんは火が通るからなんだね! (ニョッキもそうだよ♪)
・ホントに浮いてきた。面白いわ~(すくって氷水に取りましょう)
・今日は全部「さいの目切り」だね!
(みんなとっても切るのが上手くなったよ)
・コーンとパプリカ苦手~(カレーにすると美味しくなるよ♪)
・ズッキーニが苦手~(・・・××。)
・サラダの味付けはこのくらいかな~(自分の舌で調えてみて♪)
・カレーが美味しい。グラムマサラ好き!!(よかった。私も大好きだよ♪)
・白玉がもちもちしてる♪(ほんとだね♪)
・白玉は味がしないよ...
(甘い方がよいときは、お砂糖を20gくらい加えてね♪)
・白玉が食べきれへんわ~(ちょっと作りすぎたね♪)
・フルーツを型で抜いたらかわいくなるね(そうだね♪)
他にも、たくさんの発見があり、達成感もあった様子。

だんだんと包丁使いにも慣れて、調理時間が短縮できるようになってきました。時間に余裕が出来てきたので、今回は「卵のゆで時間」について説明しましたが、次回からも、食品の持つ特徴についての説明を加えていきたいと思います。単に料理するというのではなく、一つ一つの食品に興味をもって欲しいと考えています。

※今回は、野菜嫌いのお子さんが多いことに驚きました。今後の課題にさせていただきます♪

次回も、楽しい教室にしたいと思います♪  次回予定は7月26日(土)です。

当日のレシピはこちら

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