1 Feb 2000

Lecture with Cappuccino

 日本にいたときはむしろ咎める立場だったが、こちらに来て郷に従うことにした習慣に「飲食の自由」がある。講義や研究会の前には、工学部棟の入り口にあるEngineering Cafeでカプチーノを仕入れる。店は女子学生のアルバイトが一人で切り盛りしていて、いつも長い列だ。今日の講義は、L3Dのプロジェクトの一つであるEDC(The Envisionment and Discovery Collaboratory)のプレゼンテーション。Arias教授とTeaching AssistantのEric Scharff氏がチームワークのとれたコンビで粛々と説明する。テーブル状になったコンピュータ上で、建物に見立てたブロックを動かして、都市計画やバス路線をシミュレーションしていく。デジタル技術を使いながら対面的な協働と物理的なリアリティを感得できるシステムだ。大きなディスプレイにテーブル型のタッチデバイス。日本でもこのくらいの環境で、20人程度の講義、というスタイルを実現したいものだ。

31 Jan. 2000

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